【目次】
使わないけれど、捨てるのがもったいないときに便利なのが「フリマアプリ」です。
しかし、まだフリマアプリを利用したことのない人の場合、数あるフリマアプリの中からどれを選べば良いか迷ってしまいますよね。
この記事では、初心者におすすめのフリマアプリを紹介します。
それぞれのメリット・デメリットを詳しく説明しますので、どれが自分に合っているか吟味してみてください。
フリマアプリで商品が購入されやすくなるコツについても解説しますので、出品しているのになかなか売れないという方も、参考にしていただけたら幸いです。
フリマアプリとは
そもそもフリマアプリとは、インターネット上でフリーマーケットのように、ユーザー同士が物品の売買を行えるアプリを指します。
スマホやパソコンが1台あれば気軽に売買ができ、持っていても使わないものを有効活用する方法として、市場規模が急速に膨らんでいるのです。
フリマアプリといっても大きく2つに分けられ、ジャンル問わず取引される総合型と、ハンドメイド作品やブランド品など特定のジャンルに特化した商品を出品する特化型があります。
フリマアプリのメリット
フリマアプリの主なメリットはこちらです。
気軽に出品できる
買取専門店よりも高く売れる
買取専門店で売れなかったものも売れる
詳しく見ていきましょう。
気軽に出品できる
フリマアプリでの出品は、基本的にスマホ1つで完結するため、誰でも気軽に商品を売れる点が最大のメリットです。
買取専門店が近くにない場合でも、自宅ですぐに出品でき、匿名性が高いため個人情報漏洩の心配もほとんどありません。
後述しますが、商品を売るのにはちょっとしたコツが必要となるものの、出品するにあたって専門的な知識は必要なく、アプリの指示に従えば簡単に出品できます。
買取専門店よりも高く売れる
フリマアプリでは自分で価格を設定できます。
そのため、出品する商品によっては、買取専門店よりも高く販売できる可能性があるのです。
買取専門店では数十円、数百円にしかならなかったものが、何倍もの値段で売れるケースも多くあります。
買取専門店で売れなかったものも売れる
買取専門店で買取不可となった商品でも、フリマアプリでは販売可能です。(商品によっては出品不可の場合もある)
年季が入ったものや傷やシミがあるものでも、購入したいとユーザーがいれば高額買取となる可能性もあります。
フリマアプリのデメリット
フリマアプリには多くのメリットがある一方で、以下のデメリットもあります。
手間がかかる
購入者や購入希望者とトラブルになるケースがある
送料や手数料が発生する
詳しく説明していきます。
手間がかかる
スマホ1つで行える手軽さはあるものの、出品するにあたって写真撮影や説明分の作成、梱包や発送作業などは自分で行わなければならないため、手間に感じる人もいるでしょう。
購入者や購入希望者とやり取りも行わなければならず、それが面倒に感じる方はフリマアプリは向いていないかもしれません。
購入者や購入希望者とトラブルになるケースがある
フリマアプリでは、購入希望者と直接やり取りできます。
そのため、価格交渉に対応しなければならなかったり、発送後に「商品が届かない」「商品に傷が付いていた」など、購入者とトラブルになったりする場合もあるのです。
フリマアプリではサポート体制が整っているものの、対応を誤ると低評価に繋がり、購入されにくくなるため注意が必要です。
送料や手数料が発生する
フリマアプリでは、販売で得た利益の一部を手数料として支払う必要があります。
また、梱包費用や送料も基本的に出品者の負担となるため、あまり利益とならない可能性もあるのです。
そのため、出品する際は送料や手数料を考慮しながら販売価格を設定しなければなりません。
初心者におすすめの人気フリマアプリ5選
不要なものを整理しつつ、お小遣い稼ぎができるフリマアプリですが、フリマアプリで売買したことがない人にとっては不安がつきものです。
ここでは、初心者でも始めやすい人気のフリマアプリを5つご紹介します。
メルカリ
ジモティー
PayPayフリマ
楽天ラクマ
ヤフオク!
何を出品するか、何を重要視するかで選ぶフリマアプリが変わってきます。
それぞれのメリット・デメリットについて紹介していきますので、ご自身に合ったフリマアプリを選んでみてください。
メルカリ
メルカリは、株式会社メルカリが運営する、数あるフリマアプリの中でも最もユーザー数が多く、月間2,300万人以上が利用している大手フリマアプリです。
メルカリの特徴は以下の通りです。
【メリット】
ユーザー数が最も多い
匿名配送が可能
梱包資材がコンビニで購入できる
カスタマーサポートが充実している
【デメリット】
手数料が高め
出品数が多く埋もれやすい
他者と比べると手数料が高めですが、アプリの操作が比較的簡単で使いやすいです。
また、商品を匿名で発送することも可能なため、個人情報を知られる心配もなく安心して利用できます。
アプリ名 | メルカリ |
ユーザー数 | 月間約2300万人 |
ユーザー層 | 20代〜50代 |
販売手数料 | 販売価格の10% |
公式サイト |
ジモティー
ジモティーは、株式会社ジモティーが運営する地域密着型のフリマアプリです。
ジモティーの特徴は以下の通りです。
【メリット】
利用料・手数料が無料
地元での交流ができる
【デメリット】
購入者と直接やりとりする必要がある
トラブルに繋がる可能性がある
一般的なフリマアプリでは、商品を郵便や宅配便などで送りますが、ジモティーでは出品者と購入者の家などが近い場合、直接会って商品を渡せる仕組みとなっています。
この場合、配送料がかからずお得に売買できますが、購入者とのトラブルにも繋がりやすいため、注意しましょう。
アプリ名 | ジモティー |
ユーザー数 | 月間約1200万人 |
ユーザー層 | 30代〜50代 |
販売手数料 | 無料 |
公式サイト |
Yahoo!フリマ(旧PayPayフリマ)
Yahoo!フリマは、ヤフー株式会社が運営するフリマアプリで、元は「PayPayフリマ」としてサービスを開始しましたが、2023年11月1日から「Yahoo!フリマ」へと名称変更しました。
Yahoo!フリマの特徴は以下の通りです。
【メリット】
手数料が安い
匿名配送が可能
配送方法がシンプルで分かりやすい
Yahoo!オークションにも同時出品できる
【デメリット】
ユーザー数が少ない
PCからは出品できない
リニューアルしたばかりでユーザー数はは少ないですが、ファッション系の出品が豊富で、匿名配送(おてがる配送)できる点も安心です。
同じYahoo!ブランドとの連携を強化しており、Yahoo!フリマに出品した商品は、「Yahoo!オークション」にも同時掲載でき、より多くのユーザーに商品を閲覧してもらえます。
アプリ名 | Yahoo!フリマ |
ユーザー数 | 月間約500万人 |
ユーザー層 | 30代〜50代 |
販売手数料 | 販売価格の5% |
公式サイト |
楽天ラクマ
楽天ラクマは、楽天グループ株式会社が運営する、日本初のフリマアプリ「フリル」と楽天の「ラクマ」が統合して誕生したフリマアプリです。
楽天ラクマの特徴は以下の通りです。
【メリット】
他のフリマアプリより手数料が安くなるケースがある
楽天ポイントが貯まる
入金がスピーディー
【デメリット】
ユーザー数が少ない
販売実績が少なければ手数料が高い
楽天が運営しているため、楽天IDをそのまま使えるだけでなく、利用によって楽天ポイントが貯まります。
販売手数料は基本的に10%ですが、当月の販売実績に応じて、翌月の販売手数料が変動する仕組みとなっており、楽天ユーザーや商品を多数出品する人にとっては大きなメリットです。
アプリ名 | 楽天ラクマ |
ユーザー数 | 月間約500万人 |
ユーザー層 | 20代〜50代 |
販売手数料 | 販売価格の4.5〜10%+消費税 |
公式サイト |
minne
女性を中心に人気があるのは、既製品ではなく、ハンドメイド作品を販売または購入するためのフリマアプリであるminneです。
minneの特徴は以下の通りです。
【メリット】
初心者でも出品しやすい
ハンドメイド品に興味のあるユーザー層が多い
匿名配送が可能
商品の在庫管理ができる
【デメリット】
手数料が高い
購入者がレビューを書きづらい
既製品を売るのに向いていない
minneは国内最大級のハンドメイドマーケットではあるものの、フリマアプリとしてはユーザー数が少ないため、既製品を売るのには向いていません。
しかし、ハンドメイド品を売りたい場合、それを求めるユーザーが多いためおすすめです。
アプリ名 | minne |
ユーザー数 | 月間約100万人 |
ユーザー層 | 20代〜50代 |
販売手数料 | (作品価格+オプション価格+送料)×10.56% |
公式サイト |
フリマアプリで早く売るためのコツ
「フリマアプリで商品を出品しているのになかなか売れない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この場合、購入者の視点に立って出品すると、普段よりも売れやすくなりますよ。
ここでは、フリマアプリで早く売るためのコツを詳しく説明していきます。
分かりやすく清潔感のある写真を撮る
フリマアプリで商品を出品するには、商品の写真撮影は必須となります。
買い手は購入を判断するうえで重要な要素であるため、売れやすくするには「分かりやすさ」と「清潔感」を意識して写真を撮りましょう。
明るく綺麗な場所でピントを合わせて撮影し、角度を変えるなどして写真をたくさん載せると、同じ商品でも売れやすくなります。
中古の場合、傷やシミなどがあればその部分も撮影してあらかじめ伝えておけば、トラブルや低評価を防ぐことができるでしょう。
売れる時間帯に出品する
フリマアプリは、出品するタイミングにも注意しましょう。
フリマアプリには売れる時間帯というものがあり、それは多くの人がスマホを触る時間帯です。
多くのフリマアプリでは、出品の新着順で画面に表示されるため、ニーズの多い時間帯に出品し、他の同一商品に埋もれる前に多くの人に見てもらう必要があります。
商品が最も売れる時間帯は、ネットサーフィンする人が多い18時〜24時の時間帯で、ターゲット層によっても利用者が多い時間帯が異なるため、以下を参考にしてください。
サラリーマン・OL・・・20時〜24時頃
専業主婦・・・平日9時〜13時頃
学生・・・16時〜19時、21時〜23時頃
ハッシュタグを活用する
ハッシュタグは、「#」で始まる文字列で、フリマアプリにおいては「#」の後に関連するワードを入れて出品すると、ユーザーはタグを検索することで容易に目的の商品に辿り着けるというものです。
ハッシュタグを付けると、検索にひっかかりやすくなり、商品の閲覧数が上がるため、結果的に売れやすくなります。
付けるハッシュタグの数に制限はありませんが、適切なハッシュタグの数は5個程度とされています。
ただし、商品とは関係のないハッシュタグを付けてしまうと、購入者とのトラブルや低評価にも繋がったり、商標権の侵害となったりする恐れもあるため、注意しましょう。
価格設定のリサーチを行う
商品の価格設定も重要なポイントです。
ユーザーの多くは欲しい商品を少しでも安く購入したいと考えるため、本来の販売価格はもちろん、他のユーザーが出品している商品価格とも比較します。
相場よりも高いと売れにくいですし、逆に安くしすぎてしまうと利益が少なくなってしまうのです。
そのため、アプリ内で同じ商品や類似商品が、いくらで売れているのか相場をチェックし、価格設定しましょう。
自身に合ったフリマアプリを見つけよう
フリマアプリは、ものを大切にしながらお小遣い稼ぎができる便利なサービスです。
初心者の方でも気軽に利用できるのがフリマアプリの良いところですが、フリマアプリと一口に言っても、様々な種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあるため、どれが自分のニーズに合っているかを確かめたうえで利用してみてください。
フリマアプリを始める場合は、今回ご紹介した売れやすくするためのポイントを理解し、写真や出品するタイミングなどを工夫して出品してみましょう。