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汚部屋にしてしまう原因とは?なりやすいタイプと汚部屋からの脱出方法を解説

【目次】


気が付いたら汚部屋になっていた、今さらどうしたらいいのか分からない、という方も心の中のどこかでは「部屋をきれいにしたい」という気持ちなのではないでしょうか。


なぜ汚部屋になってしまったのか、原因を知りたい方や汚部屋を自分できれいできる自信がない、業者へ依頼すべきか迷う、という方もいるでしょう。


この記事では、汚部屋になりやすいタイプや汚部屋のリスク、汚部屋を脱出する方法について解説します。


汚部屋を何とかしたいとお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。


汚部屋にしてしまう原因とは?


部屋が汚部屋になってしまった原因は、人によって様々なケースがあります。


仕事などで忙しく、日常生活で掃除や片付けをする時間がないという場合や、片付ける習慣がない場合、掃除が苦手な場合などが挙げられます。


他にも、ストレスや孤独などの精神的な問題や病気が関係しているケースもあります。


まずは、なぜ汚部屋にしてしまうのか理由を把握し、改善できるようにしていきましょう。


掃除の時間や余裕がない

仕事などで日常生活が多忙で、部屋を片付ける時間がなかなか確保できない人は汚部屋になりやすい傾向があります。


このパターンの人は、毎日疲れて帰って来て、部屋の整頓や掃除をする余裕がありません。

そのため、掃除をする時間もない忙しさから片付けがままならなくなり、部屋が散らかっていきます。


掃除習慣やモチベーションがない

掃除をこまめにする習慣がない人や部屋を整えることにモチベーションがない場合も、部屋を汚部屋にしてしまう原因になります。


毎日でなくとも、こまめに掃除機をかけたり、定期的に部屋の掃除を行えば良いのですが、掃除が習慣化していない人は掃除に対する意識が低いため部屋が散らかってしまうのです。


また、部屋に人が訪問する機会がない人や掃除や整理整頓の必要性を感じない人も部屋をキレイに保つ意識が低いため、このケースに該当します。


ADHDや認知症など病気の可能性もある

ADHDや発達障害、認知症などの病気を抱えていることが原因で、汚部屋となってしまうケースもあります。


このような場合、精神的な問題や病気の症状などが片付けられない要因となっています。


まずは、専門の医療機関へ相談してみましょう。

1人で抱え込まずに、必要に応じて家族や知人などに協力してもらいましょう。



汚部屋になりやすいタイプとは?


掃除や整理整頓を疎かにして汚部屋にしてしまいがちな人には、どんなタイプが多いのでしょうか。


以下の3つのタイプについて解説します。


  • 女性の場合

  • 一人暮らしの場合

  • 潔癖症


女性の場合

「片付けられない女」という言葉を耳にしたことはないでしょうか。

最近は、誰にも言えないまま汚部屋で暮らす女性が増えていると言われています。


汚部屋に暮らす女性が増加している原因の1つとして、女性の社会進出が進んでいることが挙げられます。


仕事が忙しく帰宅する時間が遅くなり、疲れて帰ってくると部屋の片付けや掃除ができなかったり、ゴミ捨てができなかったりといった女性が増えているようです。



また、女性は男性よりも買い物をする機会が多く、持ち物の量が増えやすいことも原因の1つになっています。


一人暮らしの場合

一人暮らしをしている人の部屋も汚部屋になりやすいと問題視されています。


一人暮らしは孤独感を抱えやすいため、寂しさの反動から、物でいっぱいになった部屋で生活をしてしまう人も少なくありません。


また、一人暮らしの場合、家に人が訪れる機会が少ないと汚部屋になりやすい傾向があります。


なぜなら、他人に見られることがないため、片付けや整理整頓に取り掛かる意欲が湧かないため、部屋が散らかりやすいからです。


潔癖症でも汚部屋になりえる

意外なことに汚れなどを過度に気にする潔癖症の人が、汚部屋にしてしまう場合があります。


これは、過度な潔癖症によって部屋の汚れが気になり、汚れた物に触れることを嫌って片付けられずに汚部屋になってしまうパターンです。


また、会社や家の外では潔癖症できっちりとしているように見える人でも、自宅では汚部屋になってしまっているという場合もあるようです。



汚部屋によって起こりえるリスク

ゴミや不用品が溢れている汚部屋には、さまざまなリスクがあります。


ここでは、汚部屋によるリスクについて解説していきます。


害虫が発生する可能性

部屋が汚くなると、害虫が発生しやすくなります。


汚部屋になると、ゴキブリやダニ、ハエ、チョウバエ、シバンムシ、チャタテムシ、コクゾウムシといった害虫が住みついてくる可能性が高くなります。


また、害虫の中には、本や衣類につきやすく、とくにウール素材やカシミヤ素材を好んでエサにするものもいます。


山積みになった本や衣類には、こういった害虫に食われている可能性があるので注意が必要です。


害虫が一度住みつくと、完全な駆除は難しくなってしまいます。

くん煙剤などで一気に退治した後は、こまめに掃除を徹底していくことが重要です。


病気やアレルギーを引き起こす可能性

不衛生な部屋に住み続けていると、病気やアレルギーが発症する可能性があります


その代表的な症状が、「皮膚炎」や「気管支喘息」などです。


汚部屋に溜まったハウスダストには、ダニの死骸や害虫の糞、カビなどといったアレルギー物質が含まれています。


すでにアレルギーのある人が汚部屋に入ったならば、とたんに鼻水やくしゃみ等の症状がとまらなくなるでしょう。


たとえ今は症状が現れていなかったとしても、長年ハウスダストにさらされていると、下記のようなアレルギー症状を発症するリスクが高まります。


  • 目のかゆみ

  • 鼻炎

  • アトピー性皮膚炎


もし、汚部屋によって子どもがアレルギーを発症した場合、ずっとアレルギーを抑える薬を飲み続けなければなりません。

発症したのが喘息の場合には、喘息用の吸入薬なども必要になってしまうでしょう。


お金が無くなる可能性

汚部屋で生活していると、貴重品をなくしたり、同じものを買ってしまったりと、無駄にお金がかかる傾向があります。


また、過度な汚部屋は自分で解決するのが難しくなります。

すると、汚部屋を解消するための片付け費用も発生してしまいます。


たとえば、ゴミの処分の費用や作業代、車両代などで10万円以上かかることもあります。


汚部屋によって、普段から掃除や片付けをしていれば発生しない無駄な費用にお金を使わなくてはならなくなるのです。


人間関係にも悪影響を及ぼす可能性

汚部屋は人間関係に悪い影響を及ぼすこともあります


外ではどんなに外見をきれいに取り繕うことができても、汚部屋を見られたらその瞬間に幻滅されてしまうからです。


たとえば、結婚を視野に交際していたとしても、お相手に結婚対象から外されてしまう可能性だってあります。

汚部屋が及ぼす人間関係のリスクは予想以上に大きいものなのです。


汚部屋から脱出する5つの方法


汚部屋が落ち着くと感じていても、実は心の奥では汚部屋を卒業したいと思っている方も多いはずです。


ここでは、汚部屋から脱するために、自分でできる掃除方法や心構えをご紹介します。


まずは汚部屋のから脱出する方法をしっかりと把握して、二度と部屋が汚部屋にならないように対策を行いましょう。


片付けられない原因を突きとめる

自分の部屋が汚部屋になってしまったら、まず部屋を片付けられない原因を突き止めましょう。


部屋を片付ける気力がない理由が、ただ片付ける時間がないのか、面倒くさいだけなのか、メンタルの問題なのか、探る必要があります。


原因を把握したら、少しずつその原因を改善していきましょう。

時間がない場合は1日5分だけでも片付けをする習慣をつけたり、意欲がわかない場合は人を呼ぶ機会を作ったりといった対策を取り入れることが必要です。


断捨離を行う

断捨離とは、不用品を「断つ」、そして「捨てる」、さらにモノへの執着から「離れる」ということを意味します。

 

断捨離は汚部屋の原因となっている物の多さを根本から改善するために、とても有効な方法の1つです。


モノの「いる」「いらない」を判断するコツは、思い入れではなく使用頻度で決めることです。


「もったいない」「今後使うかもしれない」という視点ではなく、「今の自分にとって必要か」という点に絞って見極めていきましょう。


リバウンドしないための対策を取る

部屋を片付けたら、二度と汚部屋に戻らないように、防がなくてはいけません。

汚部屋は、一度片付けても以前と同じような生活を繰り返していると、次はもっと悪化した状態の汚部屋になる恐れがあります。


部屋を片付けるためには、まずは持ち物の量を減らすことが必要不可欠です。

しかし、片付けをした後にまた物が増えてしまったのでは減らした意味がありません。

物は収納できる分だけ持つようにし、新しい物を買ったら古い物を捨てるといった対策が必要です。


自力で難しい場合は人の力を借りる

どうしても汚部屋を自力で片付けるのが困難な場合は、一人で悩まずに他人の力を借りてみましょう。


汚部屋を家族や友人に見られるのは恥ずかしい、という場合は専門業者に依頼してみるのがおすすめです。


汚部屋レベルまで散らかって汚れた部屋を、自力で片付けるというのは、体力も気力も必要です。

心して取り掛かりましょう。


お掃除代行業者を依頼する

片付けのプロである専門業者に依頼すれば、2時間程度の片付けを2万円以下の金額で請け負ってくれる業者もあるようです。

費用の相場を知るためにも、まずは2〜3社に相見積りを取ってみると良いでしょう。


汚れているとはいえ、自分のプライベートな空間を任せることになるため、安心できるしっかりとした業者を見極める必要があります。


汚い部屋ならないため習慣を持つ


ここでは、汚部屋を繰り返さないためにも、自分で部屋をきれいに保つ方法を解説します。


要らないものを捨てる習慣

まずは不要なものを溜め込まず捨てることから始めましょう。

モノが多くて片づけられない場合や、モノの分別ができないことが原因で部屋が散らかってしまいがちな人は特に身につけたい習慣です。


習慣はすぐに身につけようと思っても難しいので、はじめは「2週間に1度掃除をする」「曜日ごとに片づける場所を決める」など、自分ができるルールを決めて継続しやすくするとよいでしょう。


モノの定位置を決めて守る

整理整頓された部屋を保つためには、モノの定位置を決めることも大切です。

自分の生活に合わせてモノの定位置や収納場所を決めることで、部屋が散らかりにくくなります。


使用頻度が高いものは、取り出しやすい場所に収納するなど、細かく場所を定めると生活しやすくなります。

使いにくさを感じたら、その都度収納場所を検討してみると良いでしょう。


「捨てる」ことによるメリットを考える習慣

捨てることに対してネガティブな気持ちになったり、後ろめたい気持ちになったりする場合は、捨てることで得られるメリットについて考える習慣を身につけるのがおすすめです。


  • モノを捨てればその分収納場所がふえる

  • 収納場所ができれば新しくモノが買える


上記のように得られるメリットを明確にすると、掃除や片づけが進みやすくなります。


小さな掃除の積み重ねで心に余裕をつくる習慣

二度と汚部屋に戻らないためには、定期的に掃除をする習慣を持つことが大切です。

掃除の習慣が身に着けば、部屋をきれいな状態でキープでき安心感を得られます。


ただし、意気込まずにまずは5〜10分程度の掃除や片付けをすることから始めてみるのがおすすめです。


低めのハードルをクリアしていくことで、達成感を得て「自分はできる」と心の余裕も生まれるので、継続していきやすいでしょう。


買い物をするときは本当に必要か考える習慣

新しくモノを買うときは、使うところを思い浮かべて本当に必要かよく考えてみましょう。

また、衝動買いをせずに本当に必要なものだけを買う習慣が身につけば、モノがあふれて片づけられないという不安を抱える必要もなくなります。


まとめ


「部屋の乱れは心の乱れ」という言葉もあるように、部屋の状態が住む人の心身に与える影響というのは意外と大きいものです。


きちんと整理整頓され掃除の行き届いた居心地のよい部屋は、身体や心に自信や安定をもたらしてくれるものです。

また、部屋に空きスペースができると、心にも余裕ができ運気も良くなるといいます。


 すでに汚部屋になってしまっているという人も、無理だと諦めないでください。


自力では難しくてもプロの手を借りてリセットすることを検討してみましょう。

または、少しずつでも片付けていき、モノに捉われない心豊かな暮らしへと一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。


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