【目次】
結婚と引越しを同時期に考えている場合、どのようなスケジュールを組めば効率よく手続きができるのでしょうか。
住所や氏名の変更もありますので、できるだけ工数を少なく進めていけると理想的です。
引越しの前後にすべきことや、スムーズに新生活を迎えるためのポイントについて確認していきましょう。
結婚と引越しのタイミング
これから婚姻届の提出と引越しを行う場合、どのような順番で手続きをすると最も効率が良いのでしょうか。
引越しには転出や転入といった手続きが必要になりますので、お2人の状況に合わせてベストなタイミングを検討していきましょう。
引越しをしてから婚姻届を出す
婚姻届を出してから引越しをする
引越しと婚姻届提出をほぼ同時に
引越しをしてから婚姻届を出す
先に引越しをして、2人で同棲生活をしてみてから結婚するというカップルの場合は、引越しをしたタイミングで住所のみ変更します。
氏名は旧姓のままで、「2人の価値観が合うか」「この先も一緒に暮らしていけるか」を確認していきます。
結婚をする際に再度役所に出向く必要がありますが、引越しから婚姻届提出まで時間があいていれば、大きな手間という感覚もないでしょう。
結婚前の同棲は、半年から2年程度が目安となっています。
家賃を1つにまとめて、結婚資金を貯めたいと考えるカップルも多いようです。
婚姻届を出してから引越しをする
先に入籍をしてから引越しをする場合は、氏名変更を先にしていく必要があります。
婚姻届を提出した段階と、さらに引越しをした段階でも住民票を発行します。
氏名変更には法的な期限がないため、使用頻度の低い物は旧姓のまま使用していても不便はないかもしれません。
しかし運転免許証のように、氏名変更と住所変更で2回手続きしなくてはいけないものも出てきます。
引越しと婚姻届提出をほぼ同時に
引越しをしてから14日以内に婚姻届を提出するのが、最も効率の良いスケジュールです。
転入手続きと婚姻届を同じタイミングで役所に提出するので、役所に足を運ぶ手間が1回にまとめられるからです。
ただこの際に注意したいのが、引越しから14日以内に転入届を出すという点です。
婚姻届を提出する日付にはこだわりたいと考えるカップルは多いので、逆算して引越し日を決めていく必要があります。
結婚を機に引越しする準備・流れ
結婚を前提に引越しする際の準備や流れ、やるべき事柄を確認していきましょう。
引越しを決めたら
引越しの2~3ヶ月前
引越しの1ヶ月前
引越しの2週間前
引越しの1週間前
引越し前日
引越し当日
引越し後
引越しを決めたら
新居に引越すにしても、同棲の部屋に引越すにしても、まずは引越しをいつ頃にするのか決めなくてはいけません。
2人が同日に引越しをするとトラックを停める場所がなくなる、部屋の中の荷物が整理しきれない、という状態になるかもしれません。
数日でもずらすと、引越した後の荷ほどきがしやすくなります。
また2人が引越しをすると料金は2倍なので、引越しの閑散期を狙う、キャンペーンを活用するなど、上手に引越しプランをたてていきましょう。
引越しの2~3ヶ月前
具体的に物件を決めて、引越しのスケジュールについても話し合います。
現在住んでいる物件の管理会社に、退去日を伝えるのも忘れないようにしましょう。
先述した通り、婚姻届は引越しして14日以内に提出するのがスムーズなスケジュールとなりますので、婚姻届を出すタイミングについても話し合っておきましょう。
引越しの1ヶ月前
引越しの1ヶ月前になると、引越し業者を決めていきます。
普段使わない物は、少しづつ整理を始めて、不要な物を仕分けして手放していきます。
粗大ごみを出すとしたら頻度はそう多くはありませんので、回収日を確認しながら荷造りを始めた方がいいかもしれません。
引越し業者を複数比較する場合は、見積りの申し込み等の具体的な行動を始めていきましょう。
引越しの2週間前
余裕を持って荷造りをしたいのであれば、そろそろ引越しの準備をしていく時期です。
また電気やガス、水道といったライフラインの解約、新居での契約についても手続きを開始していきましょう。
引越しの1週間前くらいには、これらの手続きができていると安心です。
引越しの1週間前
引越しの1週間前になったら、遅くとも引越しの荷造りを始めていきましょう。
単身の引越しであれば5日程度、家族であれば1週間程度の時間がかかります。
また冷蔵庫の食材を食べていく、無駄な物を買い足さないようにも意識していきましょう。
旧居や新居でご近所にご挨拶で手土産を持っていくのであれば、準備しておく時期です。
引越し前日
いよいよ引越しの前日となったら、当日のスケジュールを再度確認しておきましょう。
荷物の最終チェックをしたり、旧居でお世話になったご近所さんにご挨拶をするなら済ませておきます。
引越し業者が当日何時に来るかも確認し、できるだけ荷物を詰めておきましょう。
最後に掃除をするのであれば掃除道具、最後まで必要なガムテープなどの道具は焦って梱包しないよう注意してください。
引越し当日
引越し業者の搬出が終わったら、退去時の立会いや鍵の返却を済ませます。
電気やガス、水道などがきちんと停止されているか、再確認しておきましょう。
トイレや洗面道具、数日分の着替えやカーテン、スマホの充電器など、新居ですぐ使うものはわかりやすく梱包しておいて、新居ですぐに使えるようにしておくと安心です。
引越し後
電気や水道、ガスなどの開栓手続きをしたら、ご近所に挨拶周りをしておきます。
転入届だけでなく、婚姻届も出すのであれば2人揃って役所にいけるようにしておきましょう。
住所変更が必要な場所があれば、早めに手続きをしておくのが望ましいです。
携帯電話の契約、郵便やNHKの住所変更など、忘れないようまとめて手続きしておきましょう。
引越しに必要な届け出
引越しをする際に必要な届出は、転出届、転入届です。
ただし同じ自治体内での引越しの場合は、転居届のみとなります。
転出届
転入届
転居届
転出届
転出届とは、旧居を出る際に必要な届け出です。
旧住所の管轄の役所で手続きをするもので、引越し前14日から引越し当日までに済ませましょう。
転出届を提出したら、転出証明書を忘れずに受け取りましょう。
転出証明書は、転入届を提出する際に必要となります。
本人が出向いて手続きをしますが、郵送で提出しても構いません。
郵送の際は、転出証明書を返送してもらうための返信用封筒と切手を忘れずに同封しましょう。
転入届
転入届とは、引越し当日から14日以内に、新住所の管轄の役所に出向いて提出するものです。
転入届を提出したら、住民票の異動が完了となります。
転入届は郵送での提出ができませんので、必ず役所に出向かなければいけません。
引越し直後は荷ほどきで忙しいですし、パートナーと新しい家具の買い物に行くかもしれません。
提出期限が遅れると過料が課せられる場合があります。
特にパートナーと引越し日をずらす場合は、注意しましょう。
転居届
同じ市町村内で引越しをする場合は、転居届のみの提出をします。
転入届と同じように、期限は引越し当日から14日以内となっています。
同じ市町村内での引越しだと生活圏はあまり変化がないでしょうが、このような手続きは必須です。
転居届を出し忘れると、郵便物が旧住所に届き、紛失などのトラブルにつながる恐れがあります。
ライフラインの届け出
水道や電気、ガスといったライフラインの届出は、旧居側と新居側の双方で必要となります。
引越しの2週間ほど前から各所連絡をとっていきます。
退去時の閉栓立会いは不要なケースがほとんどなので、電話やインターネットの手続きのみで完了させられるでしょう。
ただしガスの開栓だけは立会いが必要になりますので、きちんと予約をしておきましょう。
水道、電気、ガスはどれかひとつ欠けただけでも、不便を感じるものです。
お互いがパートナー任せにならないよう、準備をしておきましょう。
結婚にあたり処分すべきもの
結婚や同棲をするとなると、単純に考えて荷物が2人分になります。
まずは何を持っているのかを共有した上で、何を処分し、何を持っていくべきなのか、引越し前に考えておく必要があります。
一人暮らし用の家具
一人暮らし用の家電
趣味の道具やグッズ
一人暮らし用の家具
結婚や同棲によりパートナーとの共同生活が始まると、単身向けの家具だと物足りなく感じるかもしれません。
一人暮らしであれば自分だけの好みで家具を合わせられますが、パートナーの持っている家具との相性も考えた方がいいでしょう。
シングルベッドや小さな本棚、テーブルなど、不要になると考えられるものは、新居に持っていかずに手放すのが正解です。
新居の間取りやインテリアに合わせて、何を残すべきか話し合っておきましょう。
一人暮らし用の家電
パートナーとの共同生活をする上で、一人暮らし用の家電が不要となるかもしれません。
冷蔵庫や洗濯機などの大物家電は、一世帯にひとつあれば充分でしょう。
一方でエアコンは一部屋にひとつあってもいいので、使えるかもしれません。
ただパートナーとブッキングしてしまうと、新居で処分に困る可能性があります。
引越しのタイミングで家電の処分もしておくと、新生活が快適でスムーズです。
趣味の道具やグッズ
趣味や推しの道具やグッズは、引越しで何を持っていくかを検討すべきです。
パートナーと同じ趣味があれば二人で楽しめるかもしれませんが、パートナーが興味のない趣味だと「荷物が多すぎる」と不快な気持ちにさせてしまうかもしれません。
好きで集めた物ばかりなので、なかなか捨てられないという方も多いでしょう。
同じ趣味を持っている人や喜んでくれる方に譲る、写真に残して手放す、というように、気持ちよく荷物を減らしていけるような方法を検討していきましょう。
結婚生活をスムーズに始めるために
結婚生活をスタートさせるためには、荷物の話し合いだけでなく、共同生活に関する話し合いもしておくべきでしょう。
「これが当たり前」というボーダーラインは個々に異なります。
具体的には、以下のような内容を話し合っておきましょう。
部屋の使い方を決めておく
お金の話をしておく
家事の分担を決めておく
部屋の使い方を決めておく
部屋の使い方については、引越し前に決めておきましょう。
引越しの荷物を運び入れる際にもスムーズに作業ができますし、重たい荷物はできるだけ部屋の移動がないようにしておくべきだからです
昨今ではリモートワークをする人も増えていますので、仕事場の確保も意識した方がいいかもしれません。
家具の配置によっては、持っていくものと処分するものを考え直す必要があるかもしれません。
お金の話をしておく
家計の管理や共有、また将来のための貯蓄についても確認しておいた方がいいでしょう。
将来的な話をすると、妊娠・出産に関するイメージの共有にもなります。
いざ結婚となり、金銭感覚の違いに驚く人も少なくありません。
一緒に住むようになると気になる点も出てくるかもしれませんので、早めに話し合っておくといいでしょう。
家事の分担を決めておく
引越しをする時には「できるだけ物を少なくしたい」と考えるものです。
不要な家具や家電は手放していくべきですが、いざ生活が始まってから「捨てなければよかった」と後悔しないようにしなくてはいけません。
家事の分担を決めておくと、新生活に本当に必要な物かどうかの判断がしやすくなります。
パートナーに「不要だから捨てよう」と言われるものであっても、自身が担当する家事であれば今後も出番があるかもしれません。
不用品買取で引越し資金の足しに
結婚や引越しは、人生の大きなイベントであり、お金がかかります。
不用品は、フリマアプリや買取ショップでお金にかえると、引越し資金の足しにもなるので検討していくといいでしょう。
おすすめはpollet(ポレット)の買取です。
自宅から段ボールに詰めて送るだけなので、粗大ゴミのように日にちを合わせたり、何かを準備する必要もありません。
家電や趣味のフィギュアなど幅広く買取しているので、まとめて手放せるので引越し準備もスムーズにすすめられるでしょう。
新生活をイメージしながら、不要な物はpollet(ポレット)で手放していきましょう。